沖縄県宮古郡多良間村は、沖縄県宮古郡の地方公共団体。
多良間島と水納島を行政区域とする。
過疎地域自立促進特別措置法第2条1項に基づく過疎地域に指定されている。
面積は21.91km²、人口は1,179人*1。
多良間村は、宮古島の西方約67km、石垣島の北東約35kmの海上に位置しており、面積19.75km²の楕円形をした多良間島と、多良間島から約8km離れた面積2.153km²のさつまいもの形をした水納島の2島からなる。
琉球王国が中継貿易で栄えた中世には、沖縄本島と宮古、八重山地域を結ぶ航海上の要所だった。
多良間島の基幹産業は農業で、さとうきびを中心に野菜、葉たばこ等の農作物が栽培されているが、近年、畜産業も草地開発事業の実施や、セリ市場の開設で肉用牛の生産が盛んに行われている。
また、水納島は、砂地が多く農業には適さず漁業が主な産業だったが、近年は、畜産業が主産業になっている。
両島ともにこれまで観光産業に対する取り組みがなく、手つかずの自然が多く残っている。
多良間島には多良間空港があり、宮古島空港との間を琉球エアーコミューターが1日2便就航している。
宮古島の平良港と多良間港普天間地区との間を、多良間開運が1日1便就航(日曜日運休)している。
多良間島と水納島の間はチャーター船「しらはま」が結ぶ。
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*1:2016年9月30日現在