私は激怒した。必ず、この悪辣邪気な木村みのるを除かなければいけない。 そんな風に何度決意したことか。 月曜日は朝っぱからバタバタして昼を過ぎ、ようやく夕方になって大体の仕事が片付き少しゆっくりな気持ちになる時間帯のそんなときではあるが、PC画面に齧りついていた木村みのるが 「でっけー」 と呟いた。 nakaishu.hatenablog.com 仕事中のネット閲覧が、イッチャン楽しいよね その呆けた顔面にコークスクリューパンチを叩き込みたくなるが、木村が突然、 「あっ・・・」 と素っ頓狂な声を出したかと思うと、幾らか眉根を寄せて考えるような表情を作る。しばらく言葉を発しない。うつむいた。そして…