Book Review 18-9 警察小説 #熊と踊れ 『#熊と踊れ(上)(下)』、『兄弟の血:熊と踊れII(上)(下)』を読んでみた。著者はアンデシュ・ルースルンド:Aとステファン・トゥンベリ:S(本書モデルとなった兄弟と実の兄弟)というスウェーデンの作家。Aは『制裁』でデビューし、北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞を受賞。Sはスウェーデンで大ヒットした映画『エージェント・ハミルトン』や、ヘニング・マンケル原作のTVドラマシリーズの脚本に携わる。 本作は4冊合わせて1,600頁を超える大作である(読了に1カ月かかった)。実際にスウェーデンであった連続銀行強盗事件を下敷きにしている。 …