大人の嗜み 毎度毎度のことであるが、僕にはビュッフェにおいて料理を美しく盛り付ける才能が著しく欠如している。 元来意地汚く、何度も料理を取りに行くのが面倒な僕のような人間はビュッフェ・プレートに高々と料理を盛り付けて、ほかのお客さんから「バベル」とあだ名をつけられているだろう。 「バベル」ならまだしも「バブルス」と言われている気配すらある。 キング・オブ・ポップが飼っておられたお猿さんの名前ではないか。 このビュッフェで高々と料理を積み上げる盛り方は「全力滅茶苦茶盛り」と命名されていることは先刻承知であろう。 そしてこの「全力滅茶苦茶盛り」を回避するために「スプリング・ハズ・カム」「SHUNR…