これまで、ひろ江は時間の概念をもたず、 目先のルーティンが最優先であることを何度か述べました。今回は、どんな事があってもルーティンをやめられない事例を 詳細にあげたいと思います。 ひろ江 ・軽度知的障害・発達障害(この時点では診断されていない)・専業主婦 / 娘2人(健常児)・職歴なし 事例 1. ルーティンを変えられない ① ひろ江は年齢の離れた末っ子で、実母のタエコに大変可愛がられて育った。その為か、ひろ江は実母が大好きだった。88歳になっても、長男宅への同居に応じないタエコを見て、 ひろ江は、自分が引きとると言い出した。こうして、タエコは88歳からひろ江の家で同居を開始することになる。 …