本の感想「天空の園 大雪山」両瀬 功(共同文化社)2023_12 大雪山の写真集で、作者は定年退職後に本格的に大判カメラで撮影を始めた。本書には2007年から2020年までの作品が収められている。最後の頃にはデジタルカメラが使用されているが、収められている作品の大多数は大判の4X5か中判の6x9、6x7,645でフィルム(フジフィルムのベルビア RVP 50 / RVP100)で撮影されている。デジタル撮影が一般化する前に本格派の風景写真はこの装備を使用するのが「お約束」だった。映像は文句なしに見事なものだ。四季折々の大雪の自然を美しく表現している。大雪方面の山行はずっと途切れていたが、昨年の…