葛野大堰(かどのおおい)桂川渡月橋手前 桂川の流れは、渡月橋手前にある堰で流れが止められ、手間には水が溜まり湖のようになっている。このあたりを葛野大堰(かどのおおい)という。晴れた日は、湖のようになった水面に青い空と雲が映りとても絵になる情景になる。ボートや保津川下りの船が気持ちよさそうに川面をギーコギーコと揺れながら水面を漂っている。 この辺はかっては葛野と呼ばれていたようだ。堰が作られる前、桂川は暴れ川でよく洪水を起こしていたようだ。梅雨時期や台風シーズンに、きまって洪水を引き起こしていた。5世紀の後半にこの地域に秦氏が定住し、先進の土木技術を駆使して、桂川に大きな堰を作った。水路を造成し…