敬語の中で最もよく出てくるのが「給ふ」。 ほとんどが尊敬だから気にしていない人もいるが、実は謙譲もある。 今回は謙譲の「給ふ」を見ていこう! 重要 給ふ(四段活用 は/ひ/ふ/ふ/へ/へ) → 尊敬語 給ふ(下二段活用 へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ) → 謙譲語 謙譲語「給ふ」の特徴 会話文、手紙の中で使われる。 「思ふ、見る、聞く、知る」の補助動詞として使われる。 本動詞として使われることはほぼないと思っていい。 訳は「おります、存じます、いたします、ます」など丁寧語っぽい。 例 さもありぬべき御気色の見えば、必ず身はいたずらになるともと思ひたまへしかど、(うつほ物語) 品詞分解 さも → …