「を」には格助詞、接続助詞、間投助詞の三種類がある。 「を」を問われる問題として出てくることはほとんどないが、いたるところに「を」はあるから必然的に識別は必要になってくる。 今日は格助詞の「を」を見ていこう! 体言・連体形 + を → (格助詞)基本的には「~を」と訳す。状況に応じて、「~を通って、~を過ぎて」など付け加えて訳すこともある。 ※ 格助詞か接続助詞か間投助詞かの判断は現代語訳をして判断する。 例 伊勢、をはりのあはひの海づらを行くに、波のいと白く立つを見て(伊勢物語) 伊勢 → 名詞 おはり(尾張) → 名詞 の → 格助詞 連体格 ~の あはひ → (名詞)間、間柄、おり、情勢…