今思えば僕は本当にタフな子供だったと思います。家にお金が無いことを知っていたので、医学部を目指して浪人生活を始めた時に、予備校代や大学入学に必要なお金を自分で稼いでみせる!と決心し、毎日アルバイトをしながら受験勉強に励んでいました。朝早くから夕方までランチも食べずに勉強し、夕方から夜遅くまではアルバイトをしてお金を稼いでいました。努力の甲斐があって一年間の浪人生活で、目標としていた地元の国立大学医学部に合格することができましたが、いざ入学費を納めるに当たり、どうしても20万円ほど足りないということに気がついたのです。 何気なく親にその話をしてみたところ「20万円?そんな大金うちにはないよ」って…