立川談志師匠は「忠臣蔵の赤穂の家来で」で「討ち入りに参加しなかった奴を描くのが落語」と言ったとか? ※正しくは「落語は忠臣蔵の四十七士じゃなくて、逃げちゃった残りの赤穂浪士二百五 十三人が、どう生きるかを描くもんだ」らしい。 今、話題の映画「大怪獣のあとしまつ」は、まさに、落語の了見ではないのだろうか?怪獣を倒したヒーローや暴れた怪獣ではなく、それによって迷惑をかけられた奴らを描いている。 処理の管轄が誰なのか?もめるだろう(死骸が県境に倒れていたら大変だ!)。腐敗臭とも戦うだろう。「倒した奴は何もしないのか!」と文句も出るだろう。 もっと言うと…。この怪獣の死骸で「ひと儲け企む」のが落語なの…