こちらの花はタイワンホトトギスでしょうか(台湾杜鵑草)。 青空に向かって上向きに花を咲かせています。 いつの間にか、すっかり秋めいた庭になりました。さて、今月の「法の水茎」も「弘法大師空海のお話」です。心の中に輝く月と、お大師さまが密教の教主である大日如来と一体化したお話について書いてみました。お読みいただけましたら幸いです。 ※ ※ 「法の水茎」136(2023年10月号) 無常は春の花、 風に随つて散りやすく、 有涯は秋の月、 雲に伴つて隠れやすし。 (『平家物語』大原入) (無常は、春の花が風に散りやすいのに似て、人生は、秋の月が雲に隠れやすいのに似ている) 「月の秋」と称されるように、…