第二次大戦中の、特に1940年(昭和15)頃から日本が唱えたスローガン。欧米の植民地支配に代わって共存共栄の新秩序をアジア地域に樹立すると主張して、日本の侵略政策を正当化しようとしたもの。(三省堂「大辞林 第二版」)
日本が太平洋戦争中に戦争目的として掲げたスローガン。アジアの諸地域を欧米の支配から開放して日本を中心とする共存共栄を説いたが、現実には日本にとって資源や労働力の確保が目的であった。(旺文社 日本史B用語集)
黒田寛一の哲学をわがものに 5の1 探究派のブログに、「学習ノート 『歴史的現実』(田辺 元著) 黒田寛一「解説」を読んで」と題する、西知生が書いた黒田を批判した文章が載った。 この文章は探究派の「実践論」が黒田の実践論と全く別物である、ということを定式化したものとして記念碑的なものである。 私は、このことを明らかにし、彼らの黒田への批判の無意味性を確認して、以後関知しないこととする。 時間の無駄だ!! 1 無知、無内容、無節操 西は、冒頭にわざわざ佐藤優を引き合いに出し、「佐藤の田辺元の講義に対する怒りが、ほとばしり出ているではないか。私は、民主的キリスト教徒としての立場とはいえ、田辺を強く…
最近、帝国図書館に関する本を読んだら、その時代の日本について興味が湧いたので、それが霧散しないうちに関係する本を読んでみた。 SNS上でタイムリーに流れてきたちょっと古めの『「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年』(著:加藤聖文)を取り寄せて、読み終わったら最近の本も読みたくなって『大東亜共栄圏 帝国日本のアジア支配構想』(著:安達宏昭)も開いてみた。 「大日本帝国」崩壊 東アジアの1945年 (中公新書) 作者:加藤聖文 中央公論新社 Amazon 大東亜共栄圏-帝国日本のアジア支配構想 (中公新書 2707) 作者:安達 宏昭 中央公論新社 Amazon
我が国の地盤沈下が取り沙汰され、ともすれば自信を失いがちの今日このごろではありますが、最近、こんな明るいニュースが発表されました。以下、日経新聞の記事から要約、紹介します。 日本の政府開発援助(ODA)は2024年で70年を迎え、1980年代後半には世界最大の援助国となりました。 シンガポールのシンクタンク、ISEASユソフ・イシャク研究所が毎年発表する東南アジア諸国連合(ASEAN)の有識者への意識調査で、日本は「信頼できる」との回答が2024年に58.9%にのぼり、同じ質問の対象になった中国、欧州連合(EU)、インド、米国に比べて最も高く、6年連続で最も信頼される国に選ばれています。 その…
【収録内容】 ■第4回 戦局の悪化 ~東條英機内閣②~ 戦争目的完遂へ ガダルカナルの戦い 山本五十六の死 学徒出陣 国家総動員体制 大東亜共栄圏 ミッドウェー海戦以降 サイパン島守備隊玉砕 ほか 監修/解説:保阪正康 NHK 今回も観たことのない映像が目白押しです。 驚きました。 それでは・・・。 2020年 85分
2023年5月14日 4時42分 EUG7広島サミットを前に、林外務大臣はEU各国の外相らとインド太平洋地域の情勢を議論し、中国やロシアの動きに対して、法の支配に基づく国際秩序を守るため、ヨーロッパとの協力を強化する方針を示しました。林外務大臣は、スウェーデンの首都・ストックホルムで日本時間の13日夜、EU=ヨーロッパ連合と関係国の外相らがインド太平洋地域の情勢などを議論する会合に出席しました。この中で林大臣は、ロシアによるウクライナ侵攻を改めて非難し、ヨーロッパとインド太平洋地域の安全保障を分けて議論することはできないと強調しました。その上で、インド太平洋地域では中国が東シナ海などで一方的な…
NHK番組「映像の世紀 バタフライエフェクト 大東亜共栄圏」4/24放送を参考に、まとめてみます。 ◯白人に勝ったアジアの黄色人種日本人 日本は、日露戦争でロシアに勝ち、その後、欧米からアジアを解放していきました。 日本は、当初、「アジアの民族を一つに」と理想を掲げた救世軍だったのです。それまで禁じられていた、その民族の歌を流し、学校までつくりました。日本語を新しい世界の統一の言語にしようと各地で教えたわけです。 考えてみるに、秀吉が日本を統一した後も、藩が郷里、方言でしたので、日本の一般庶民が日本という国を意識したのは、開国後、明治になってからだったでしょう。 ですから、そのままに、アジアも…
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すっかり忘れていましたが、 昨日、毎日ブログ更新 「30日間チャレンジ」2回目を達成しました✨ 三日ならぬ「一日坊主」が なんと60日間も継続できています。 いつも読んでくださる方 偶然寄ってしまった方、皆さんに 改めて心から感謝を申し上げます。 本当にありがとうございますm(__)m 大げさではなく、皆さんのおかげで なんとか日々生きていられる気がします。 もちろんお会いしたことはないのですが 読んだ方が少しでも、 気持ちがラクになって下さることがあれば、 この上なく幸せですm(__)m このブログを書くにあたっての方針は 変わっていません。 ・目的はあくまでも「継続すること」 ・1000文…
プーチンの「ウクライナ・ベラルーシ・ロシアの一体性」というイデオロギーは戦前の日本の「大東亜共栄圏」のイデオロギーと同質のものだ! プーチンの「ウクライナ・ベラルーシ・ロシアの一体性」というイデオロギーは、戦前の日本の「大東亜共栄圏」のイデオロギーと同質のものである。それは、帝国主義的侵略のイデオロギーなのである。すなわち、それは、先行する帝国主義諸列強に対抗して、後進の帝国主義国の権力者が、領土・勢力圏の再分割を要求して侵略するためのイデオロギーなのである。 このようなイデオロギーの内と外への貫徹にもとづく帝国主義ロシアのウクライナへの軍事侵略を、全世界のプロレタリアートは国際的に階級的に団…
戦後、日本人は、アメリカのライフスタイルに憧れて、モノを買い集めていきました。それを団地の2DKに詰め込み、通勤ラッシュにめげず、サラリーマンとして会社でのポストと報酬を生きがいに、ニューファミリー族で頑張ったものです。 映画やテレビでも、欧米のライフスタイルに憧れ、まねしようとしてきたのでしょう。そして血縁や地域コミュニティは、少しずつ解体していきました。 アメリカの生活は、広大な土地があり、邸宅を建て、車が普及していたから可能でした。その後、フロンティア精神を土地、モノ、金融、ITと発揮していきました。 日本人は、エコノミックアニマルを究めたあと、経済から文化に軸を移していきます。モノから…
(この本は未購入。表紙の画像をネットからコピペ。) 敗戦直後、GHQによる占領政策で骨抜きにされてゆく日本を憂いた元帝国軍人の黒田隆之は、反GHQ工作員の養成を目的とした秘密機関「黒田機関」を設立する。戦前の大東亜共栄圏の理念を再興するべく華僑達と接触しながら機会を窺っていたが、一時期行動を共にした天才狙撃手・東郷俊太郎を仲間に引き込もうとして黒田は殺害されてしまう。創始者を亡くした黒田機関は高度経済成長の時勢の中で行動の機会を失った。そして時は流れ現在、かつて黒田の同志だった大東亜産業の会長・高沢は、ゴルゴこそが東郷俊太郎の息子であるという情報を手に入れる。「Wikipedia」より 【東郷…
逮捕されてから今日で11日目となる。9 月 11 日の朝、手首を冷たく締めつける鉄の輪をはめられてから私の生活は一変した。朝は目覚まし時計のアラームではなく、看守の「起床」という野太い号令で起こされる。私物が一切ないのは当然、常時備えつけてあるのはトイレットペーパーとマスクだけの、むきだしのコンクリートの白壁と鉄格子で囲まれた四畳の部屋(トイレを含む)、そこでの生活を強制されることとなった。しかも見ず知らずの人間と二人で寝起きするのである。出入口の鉄格子の片隅に、駅に置いてあるゴミ箱の口のような 20 センチ四方程度の開閉口があり、弁当も水も本もすべてそこから、許可を得て渡される形になる。薬を…
チャンネルAJER「救い、守り、創る」茂木弘道さん|荒木和博ARAKI, Kazuhiro 今回のゲストは茂木弘道さん*1です。日中戦争は宣伝戦で中国に負けたこと、日本側の失敗である「蒋介石政権を相手にせず」など、歴史を見直してお話しいただきました。 「金正日、金正恩政権を相手にせず」で拉致を膠着状態にしてるクズ野郎共がよくも日本側の失敗である「蒋介石政権を相手にせず」などと言えたもんです。 しかも戦前日本の場合「判断は完全に間違っていました」が軍事的に蒋介石を打倒できると思ったから「相手にしないこと(和平交渉しないこと)」にした。 荒木らの場合「そもそも日朝国交正常化妨害のために拉致を持ち出…
『NO Other Land』が世界に訴える祈り 上の動画は2024年2月のベルリン国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した『NO Other Land』の予告フィルムであり、ドイツに物議を投げかけると同時に、今もガザの本質的な平和解決を求めて世界に問いかけている。 パレスチナ西岸に住むパレスチナ人のバーゼル・アドラー(弁護士、ジャーナリスト)は、村々の家屋が入植のためイスラエル兵士によって取り壊される憤りのなかで育ち、村々が根絶されていく不条理に抵抗し、悲しみと怒りを込めて撮影し続けてきた。ある時バーゼルはイスラエル人ジャーナリストのユヴェル・アブラハムと出会い、彼の抵抗への共鳴によっ…
へい 石破自民党総裁誕生 石破と高市というクソとウンコの戦いではあったがまあ石破のほうがまだ歴史認識的にはマシだったりするんだよな。「西欧列強も侵略国家ではありましたが、だからといって日本は違う、との論拠にはなりません。「遅れて来た侵略国家」というべきでしょう」ってのは軍オタはだいたい同意するところ pic.twitter.com/2NFgcTFVKA — Simon_Sin (@Simon_Sin) 2024年9月27日 それは思う…⬇️ とりあえず、国民に対してこういう言葉を使う人が総理大臣にならなくて、本当に本当によかったです。 pic.twitter.com/nBY5oxv7g7 — …
訓訳「妙法蓮華経」を通読しただけですので、内容のあることは何も言えません。通り一遍のことも言えないかもしれない。そういう前置きの上で 一番根本的なことは 方便品第二の 「諸仏世尊はただ一大事の因縁を以っての故に出現したもう」 「如来は但一佛乗を以っての故に、衆生のために法を説きたもう。余乗の若しは二、若しは三あることなし」 「十方仏土の中には、唯一乗の法のみあり、二なく亦三なし」 「諸法は本よりこのかた、常に自ら寂滅の相なり」 「万億の方便をもって、宜しきに随って法を説きたもう」ということでしょうか ただ、この事を伝えるために、いくら説いても、説き切るという事がない。 仏の長広舌といわれる所以…
・ ・ ・ 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。 ・ ・{東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・ 歴史を教訓として学ぶとすれば、日本は昔でも現代でも非人道的にブラックである。 ・ ・ ・ 日本人のからゆきさん、ジャパゆきさん、娘子軍、慰安婦。 ・ ・ ・ 歴史教科書は朝鮮人慰安婦を記載しても日本人「からゆきさん」は切り捨てている。 ・ ・ ・ 現代日本人のエセ保守やリベラル左派は、朝鮮人慰安婦には同情するが、日本人の慰安婦、からゆきさん、ジャパゆきさんには同情しない。 ・ ・ ・ 中世キリスト教会・イエズス会伝道所群と白人キリスト教徒商人は、日本人をアフリカ人同様に商品として輸出…
たまたま下記の小説を読んでいたところ、中国での痛ましい事件と重なって、余計に深く思うところがあったので書いてみる。 隣はシリアルキラー (集英社文庫) 作者:中山七里 集英社 Amazon 実は数日前まで中山七里という名前すら存じ上げなかったのだが、書店でふと目にして気になったので図書館で借りて読んでいた。そのタイミングで中国の事件が発生してネトウヨが騒ぎだしたのではじめは複雑な気分だった。 序盤では「中国人が犯人」展開だったので、まさか中山氏がネトウヨだったりしないよね、しかもこのタイミングで(._.)とちょっと不安になった。 けど、どんでん返しが得意な作家さんということだったので「であれば…
黒田寛一の哲学をわがものに 5の3 3 死んで生きる 西は、なぜに「死んで生きる」という言葉に小ブル的反発を昂じさせるのであろうか? 田辺の講演を、「学生を前にしての、戦地にいって死ねという、この死へのアジテーション」と捉え、黒田がこれを弾劾していなないと勝手に決めつけて、黒田を「『死んで生きる』という田辺の哲学を、黒田は自身の意識の底に沈殿させているからに他ならない。」とさえ言ってのける傲慢さはどこから出てくるのか? 黒田は、解説の冒頭から書いている。「軍靴の響きが高まっているかぎり、日本軍国主義への哲学的抵抗とその挫折の痛ましい過去が、今こそ掘りおこさなければならない。…明治以降の日本哲学…
[301] タンチョウ 2024/08/29 09:07 qK/jMifD9HO 呪わないで~🪭🪭🪭🪭🪭🪭そういえばおフランスの御馳走は鳩・・怖ろしゅうございます・・鳩は幸運をもたらしますから・・ [302] 名も無きザビラー@ザ掲示板 2024/08/29 11:07 qK/mIgCGXLH https://magical-queen-joan.hatenablog.com/entry/2024/08/29/061707地元は晴天になってきました♪🌤暑くなりそうですけれど・・・ [303] タンチョウ 2024/08/29 11:45 qK/jMifD9HO 今クーラーの無い部屋で・・台風は…
5年ほど前に書いた文章が出てきた。「不真面目のすすめ」みたいなの。何でこんなの書いたのかな? 忘れてしまった。〈覚え書き〉 体罰事件が起こるたびに、加害教師は「生徒のためを思ってやった」と言う。 何を言ってるんだか? と思う人は多いだろうし、思う教師も多いだろう。 だが、しかし、自分たちも同じようなことをしていることに無自覚であることが余りにも多い。 世の中にはひどい教師も多いが、真面目な教師も多い。そして、実はこの真面目な教師こそが曲者なのだ。真面目な教師は「生徒のために」と本気で思って一生懸命がんばる。それこそ、家庭を犠牲にしたり、睡眠時間を削ったりしてまでがんばったりする。 だが、「生徒…
国民負担率が高い現代にピッタリくる戦時歌謡! 歌詞を見てみる 税の徴収が重くなる現代と重なり怖さすら感じる歌 1940年に現在の税の仕組みが出来上がった 戦時中の人々は税負担増をどう感じていたのか? 最後に 国民負担率が高い現代にピッタリくる戦時歌謡! 近年は消費税や社会保障費の高さ それに追い打ちをかけるように 物価高が止まらず国民の負担は大きく それに比べて非正規雇用の増加などで 給料が上がらず生活苦にあえいでいる 国民が多いかと思います そんな現代の日本にピッタリくる 昭和の歌があるのです! 朝ドラ「エール」で脚光を浴びた 作曲家・古関裕而さんが手掛け 藤山一郎さんとコロムビア合唱団が歌…
『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』(著:戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎)を読み終える。 失敗の本質 作者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎 ダイヤモンド社 Amazon 以前読んだ本のなかで、大東亜戦争時の日本の軍隊の行動について興味を持ったので、関連する本を読んでみた。 文体は、当時の日本軍が、大陸や島しょ部で各々どのような作戦を主軸として行動していたのかを、ある程度知っている前提でまとめられている。その点は先行して読んだ書籍でなんとなく概要を掴めていたので、ほぼ問題なく読み進められた。 本書は、日本軍の組織的な特性…
1.SCAP(連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判 2.極東国際軍事裁判批判 3.GHQが日本憲法を起草したことに対する批判 4.検閲制度への言及 5.アメリカ合衆国への批判 6.ロシアへの批判 7.英国への批判 8.朝鮮人への批判 9.中国への批判 10.その他連合国への批判 11.連合国一般への批判 12.満州における日本人の取り扱いについての批判 13.連合国の戦前の政策に対する批判 14.第三次世界大戦への言及 15.冷戦に関する言及 16.戦争擁護の宣伝 17.神国日本の宣伝 18.軍国主義の宣伝 19.ナショナリズムの宣伝 20.大東亜共栄圏の宣伝 21.その他の宣伝 …