文部科学省の「学校基本調査」によると、1998年3月の高等学校等卒業者数は約144万1,000人でしたが、2023年3月では約96万9,000人と対1998年比で67.2%に減少しました。このような少子化にもかかわらず、国公立大学入学者数は同年比で12万8,516人から13万2,909人(103.4%)に、私立大学入学者も46万2,227人から49万1,706人(106.4%)へと増加しています(文部科学省調べ)。同じく大学進学率も36.4%から57.7%へと増加しているのです。 今回は、少子化の中で大学進学希望者が増加していくと、「ブランド」としての大学の位置づけも変化していくという話題をお…