2019年9月、NHKEテレの 『100分de名著』で、大江健三郎の著書『燃えあがる緑の木』が取り上げられました。この作品は一人ひとりの感受性との向き合い方を示す作品でもあり、HSP、LGBTQ+、ハラスメントなど、多様性や感受性が注目される今だからこそ、この作品を深める意義があると私は感じています。この作品には、自分の内側の感受性に集中する力を高めて、他者の感受性にも注意を傾けてほしいというメッセージがあり、暴力とはどのように生まれるのかの提示がされ、あらゆる創作活動をする人や、少数派として活動する人への応援が込められています。 www.nhk.or.jp 私が紹介するこの作品のテーマは、 …