12月12日 ミシェル・ウエルベック「ランサローテ島」(野崎歓 訳) 結局これが初めて最後まで読んだウエルベック作品になった。『セロトニン』は去年挫折した。 12月13日 アーネスト・ヘミングウェイ「なにかの終焉」(大津栄一郎 訳) ヘミングウェイの短編はこれで3つ目。別件(?)で「白い象のような山並み」と「雨の中の猫」を読んだ。ヘミングウェイは、男女間のパワーバランスの変化を書くのが上手いなーって思う。 ニックはマジョーリーに対してあれこれ助言や指図、知識のひけらかしをするけど、マジョーリーは「そうよ。分かっているわ」とそっけなく返す。ニックはマンスプレイニングでコミュニケーションを取ろうと…