大田黒元雄

※入力の都合上、二つの記事に分けて掲載します。引用等の際は、書籍／pdf版の註番号、頁数を参照していただければと存じます(黒石大泉清伝 - Google ドライブ)。そのうち、新情報も含めて改訂できればと思います･･･ 【凡例】 ・拙稿「黒石大泉清小伝 〈大泉黒石〉の誕生」に基づいて「丘の蛙」、「大谷清水」、「泉清風」は彼の筆名であるとみなした。 ・彼が生まれてから1919年9月に『中央公論』において「幕末武士と露国農夫の血を享けた 私の自叙伝」(自叙伝第一篇)を発表するまでの過程については拙稿「黒石大泉清小伝 〈大泉黒石〉の誕生」で詳細に論じているため、そちらも併せてご参照いただければ幸いで…

1959年12月、さ・え・ら書房から刊行されたアンソロジー詩画集。影絵は藤城清治（1924～）。 目次 この道・北原白秋 汽車ポッポ・富原薫 初空・菱山修三 おにのギター・さとう・よしみ ジョッカーどの・サトウ・ハチロー 日の出の踊り・北畠八穂 新春・菱山修三 木馬・藤城清治 ふしぎな笛・深尾須磨子 早春・菱山修三 霜どけ・菱山修三 こびとのおしろ・北牧子 途上の春・大田黒元雄 はるかぜ・菱山修三 四月の歌・菱山修三 五月の歌・菱山修三 小人・藤城清治 こうもりがさ・藤城清治 かえるの歌・関根栄一 小人のストロー・藤城清治 花園は明るい・加藤省吾 ゆめのふね・北牧子 ひかりの小人・与田準一 お…

拙稿『大泉清小伝 〈大泉黒石〉の誕生』を、一章ごとに区切ってブログ記事としても投稿しておきます(目録を除く)。基本的に異同や修正はございませんが(ただしウェブ記事のみに掲載している写真が数点あります)、引用をされる場合はpdf版(＝書籍版)の方を参照していただければと存じます。 黒石大泉清小伝目次 1-1.出生 1-2.大泉(本川)ケイ 1-3.アレクサンドル・ステパノヴィチ・ワホーヴィチ 黒石大泉清小伝目次 はじめに──「大泉黒石」をめぐって 第 1 章：出生と孤独──長崎のロシヤ人 1-1.出生1-2.大泉(本川)ケイ1-3.アレクサンドル・ステパノヴィチ・ワホーヴィチ第 2 章：学生時代…

モダンデコ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲広告ブロック機能が有効の方は無効にすることで記事上の広告を表示できます「モダンデコ（MODERN DECO）」は、おしゃれで機能的な家具や家電を豊富に取り揃えているオンラインインテリアショップで、インテリアライフをサポートすることを目指しています。モダンデコは、スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備えた商品を提供し、現代のライフスタイルにマッチするアイテムを揃えています。特に、おしゃれなデザインと手頃な価格が魅力で、多くの人から支持されています。自社で商品を企画・開発し、中間マージンを削減することで、高品質な商品…

ワキが臭くなる前の対策「アニセ薬用デオドラントクリーム」公式サイトはコチラ「アニセ ワキガ対策クリーム」は、ワキガや体臭に対する効果的なケア製品です。医薬部外品として製造販売の承認を取得し、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されたワキガのニオイと汗をWブロックするクリームです。以下に、このクリームについて詳しく説明します。■対象者 ●男女比率男性：47％女性：53％ ●世代比率男性は30代の購入比率が最多女性は40代の購入比率が最多 ●男女用途別男性の方は自分のために購入するケースが多数主婦の方が自分や子供のために購入するケースが多数■概要アニセ ワキガ対策クリーム…

専門チームが研究開発した美容液【ヌボーテ ザ セラム】「ヌボーテ ザ セラム」は、韓国ソウル発祥のブランドであるクレアスが開発・販売する、不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液を配合した美容液です。医療チームが研究開発に携わり、243種類以上のサイトカインと100種類以上のエクソソームを含む、高濃度の有効成分を配合しています。スキンケアにおける効果の高さが注目されるこの美容液は、先進的な成分と技術を駆使して作られており、肌の悩みを多角的に解決することを目指しています。以下に、ヌボーテ ザ セラムについて詳しく説明します。■対象者男性＆女性忙しい社会人の方や主婦の方質の高い製品を求める本物志向の方シンプ…

坂本龍一さんの私物蔵書を実際に手に取って読める場所「坂本図書」が都内某所にあると聞いたので、私は兵庫県在住ですが、行ってきました。 目次 目次 「坂本図書」とは 概要 入室前の様子とルール 空間内部 写真集 アンリ・カルティエ=ブレッソン"and the Artless Art" 1996 荒木経惟「東京物語」1989 リュウ・ハナブサ"PRESENCE" 1996 献本 村上龍「新 13歳のハローワーク」2010 塩崎恭久「日本復活」2003 教授らしい、と思った本 八大山人「石濤」1961 NTTインターコミュニケーション・センター推進室「季刊インターコミュニケーション」1993 Spri…

かなり長く第一書房に関して書いてきたけれど、それはいつの間にか本がたまってしまったことにもよる。そうしたことは改造社や三笠書房にもいえるので、やはり続けて取り上げていきたいと思う。 その前に残った第一書房の春山行夫『詩の研究』と萩原朔太郎『氷島』にもふれておきたい。前者は昭和六年の厚生閣版の再刊で、同十一年の刊行である。「新思想芸術叢書」と銘打たれ、裏表紙に小さく、大田黒元雄、川端康成、水原秋桜子の続刊が予告されていて、それらは川端の『小説の研究』、水原は『現代俳句論』として刊行されたのではないだろうか。萩原の『氷島』は昭和九年の出版だが、こちらは近代文学館の復刻である。（第一書房） （厚生閣…

大田黒公園 イチョウとモミジ 撮影：2023.12.10 令和5年12月中旬、東京都杉並区にある大田黒公園を散策しました。前から気になっていた公園でしたが、東京の閑静な住宅街に、これほどの素敵な空 間があることに驚きました。

第一書房はバアル・バック『大地』三部作のベストセラー化と併走するように、昭和十二年の日中戦争の始まりと翌年の創業十五年を機として、「戦時体制版」を刊行していく。まずは昭和十三年十月に杉浦重剛謹撰『選集倫理御進講草案』、高神覚昇『般若心経講義』、山内霊林『禅学読本』、バアル・バック『大地』三部作、同『母の肖像』、ジイド『ソヴエト紀行修正』の八点が出版された。 これらは四六版、軽綴軽装版、定価は七十八銭で、最終的に何冊出たのかは『第一書房長谷川巳之吉』の「戦時体制時代」にも記載がない。そこで同書所収の大久保久雄編「第一書房刊行図書目録」をたどってみると、十七年までの刊行として三十七冊があがっている…

【 旧大田黒家住宅洋館 】 所在地： 杉並区荻窪３－３３－１２ 大田黒公園内 入館料： 無 料 休館日： 年末年始（１２/２９～１/１） 昭和８年（１９３３）、音楽評論家の大田黒元雄が仕事部屋として使用するため主屋 離れとして竣工。木造二階建て切妻造桟瓦葺。 欧米の建築様式を取り入れた洋館ではあるが、屋根材には瓦が使われており、昭和初 期に多く見られる和洋折衷スタイルの建物である。 一階ホールは床を寄木張、壁を碁盤縞の壁紙貼り、天井は漆喰塗で、大田黒氏愛用の ピアノ、調度品や家具、蓄音機などが展示されている。 昭和５４年（１９７９）１月２３日、大田黒元雄が逝去すると、その遺言によって屋 敷地は…