世界的観光地ニセコとは思えぬ静けさ ニセコ山岳湖沼群のひとつで、溶岩円頂丘をもつイワオヌプリ(硫黄山 /1,116m)とチセヌプリの鞍部に立地する湖面標高850mの天然湖沼。 湖周長1kmクラスで山岳湖沼としては大型の部類にも関わらず、流出河川が見あたらない。地形的に火口湖ではないかと思うが、成り立ちや水収支が興味深い沼である。 アクセスは徒歩のみ。往復2時間ほどの軽登山で沼に会える。そこそこのスケール感がありながら人工物が一切ないワイルドさは、さすが北海道。世界的観光地のニセコの一角に、こんな静かな水辺空間があることに驚いた。 北海道の湖沼ではお馴染みのエゾサンショウウオ、ザリガニが生息。周…