折口信夫を中心に大阪を読み解く勉強会「釈グループ2014」のフィールドワーク「折口信夫の見た『だいがく』・生根神社 夏祭り(だいがく祭)」です。 折口の初めての民俗学的な論文「髭籠(ひげこ)の話」は、出身地大阪木津村周辺の夏祭りに繰り出される「だいがく」に発想を得たもので、当時大阪南部の神社祭礼ではよく見られたものだったそうで、往来に電線が架設され出すとその高さから次第に担がれなくなり、残っていた「だいがく」も大半が戦災で焼失、疎開して残されていた玉出 生根神社の一基のみが大阪市内に現存する「だいがく」で、1972年大阪府有形文化財民俗資料の登録を受けています。 現存する「だいがく」は、その高…