名古屋のかつての盛り場・大須で毎年10月に行われる、大道芸のお祭り。
かつては名古屋一と呼ばれた盛り場「大須」も戦後の復興期を過ぎると近代化された魅力に乏しいことから街の活力を失い、そのにぎわいを過去のものとしていた。昭和53年10月中日プロダクションの故高橋寿々夫氏を中心に「名古屋まつり」に対抗して、ふたたび生活の場、人と人の出会いの場として取り戻そうと、亡びつつある大道芸を呼び集め、天下の大道を舞台とした”街は人にとって生活ドラマの舞台である”との認識で下町大須で手作りによる「大須大道町人祭」開催された。名古屋まつりのように着飾った派手さはないが,昔ながらの小屋掛け,猿回し,がまの油売り,バナナの叩き売り、のぞきからくり、人問ポンプ、七味唐辛子売りなどが披露され大須の南店街は夜遅くまでにぎわった。