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天まであがれ!!

(映画)
てんまであがれ

日本映画。

  • 製作:浜松・浜名湖地域振興映像コンテンツ製作コンソーシアム
  • 公開日:2006年6月17日


スタッフ

  • 監督:横山一洋
  • プロデューサー:稲葉大輔/吉田晴彦/小川勝広
  • 撮影:鍋島淳裕
  • 照明:三上日出志
  • 録音:土屋和之
  • 美術:
  • 助監督:西 保典
  • メーク:間宮直子

出演

  • 鈴木達也
  • 佐津川愛美
  • 宍戸錠
  • 武田修宏
  • 伊藤かずえ
  • 弓恵子
  • 虎牙光揮
  • 守田比呂也

イントロダクション

「浜名湖えんため」、正式名称は環浜名湖の観光振興を考える会。3年前に発足した「えんため」は、「浜名湖をメジャーへ」という掛け声のもと、さまざまな活動を行ってきた。

遠州灘天然とらふぐのブランド化や花のまち浜松のフラワーツーリズム事業、そして映画やドラマのロケ誘致や撮影支援事業などを立て続けに行い、成果が現れ始めている。

えんための次なる夢は、「浜松・浜名湖を舞台に映画を創りたい」ということだった。目標を高く掲げ、関係する人々を巻き込みながら、その達成に向けてまい進していく。えんため流やらまいか精神の真骨頂だ。

熱い思いは人を動かす…。

タイミングよく、ロケ誘致による地域活性化を目的にした経済産業省の「平成17年度地域におけるアーカイブ整備支援事業」に採択され、浜松市の協力を得て映画製作が決定した。

いざ、製作準備を始めてみると、難題続出。それを持ち前のえんため流やらまいか精神を発揮して、解決していき…、1月29日の浜松ガーデンパークでの公開ロケには8500人の人々がつめかけた。そして、浜松の、浜松による、みんなのための映画が完成した。

監督は、新進気鋭の横山一洋。留学していたアメリカでの映画製作の体験を生かして、コミカルな演出と、爽やかな感動がバンランスのとれた心温まるエンタテインメントに仕上げている。

主人公の鈴木天馬には、「狼少女」などの鈴木達也。父の死をきっかけに、実家のある浜松に引っ越し、環境に馴染めないながらも健気に生きる天馬を、等身大に演じている。この天馬との出会いが凧作りを再開させることになった伝説の凧作り名人・中山功役には、ベテラン俳優の宍戸錠。老練な演技がこの映画をピリッと引き締めている。天馬の従姉役の溝口楓役には、静岡出身で「蝉しぐれ」でブルーリボン賞にノミネートされるなど、今後の活躍が一層期待される佐津川愛美。天馬の父役には、地元・浜松出身の武田修宏が出演し、花を添えている。その他、伊藤かずえ、弓恵子、虎牙光揮、守田比呂也などバラエティに富んだキャスト陣が脇をかためているほか、地元・浜松の小学生をはじめ凧揚げ長老や多くの市民たちもキャストやエキストラとして出演。

公式サイトより

ストーリー

幼くして父を事故で亡くした少年。
東京から父のふるさと浜松に転校を余儀なくされた少年は、新しい環境にとまどいながらも、周りの人たちに育てられながら生きていく。
そこで出会った伝説の凧作り名人。老人は、少年の姿に亡き自分の息子をだぶらせ、息子の死を境に封印していた凧づくりに再び情熱を注ぐ。
少年は凧づくりを通じて老人と心を交わし、馴染めなかったクラスの仲間たちとも、やがて凧づくりを通じて友情が芽生えていく。
浜松の凧は初子の祝いに父母の思いを乗せて空高くあげられる。とある国では、天国にいる亡き人に挨拶に行くために凧があげられるという。

「この凧あげたら、お父さん見てくれるかなあ。」

天にいる亡き父への挨拶状として、たくましく育った少年の姿を伝える大凧は、果たして、空に舞うのか。
浜松の心のシンボルである大凧をテーマに繰りなすオール浜松ロケによる感涙ヒューマンドラマ。

あなたは空に舞う大凧にどんな思いを乗せ、どんな夢を描きますか?
天国にいる亡き人に挨拶ができるとしたら何を伝えたいですか?

子ども、老人、そして周りで支える大人たち。今、忘れさられようとしている世代を超えた人と人の心の触れあい。天に描かれる心の絆が、あなたの心を打ちます。

鈴木天馬(10歳)は、父親と死に別れ、東京から父のふるさとで、母の実家がある浜松に転校する。大都会と違う浜松での生活に天馬は馴染めず、学校でもなかなか友達ができない。

そんなある日、社会科の授業で浜松まつりの話題が出たとき、ささいな言い争いのなかで、「昔、お父さんは、でっかい凧をつくってあげたんだ」と言ってしまい、同級生の力也から嘘つきだと詰られ、孤立してしまう。

天馬は幼い頃、お父さんと一緒に作った凧をあげたことがあった。幼かった天馬の記憶に残る凧はものすごく大きいなものだった。ただ、浜松まつりの凧をよく知る周りの子どもたちから見れば、「天馬のお父さんは嘘つき」となってしまったのだった。

家に帰った天馬は、まだ整理し終えていない引越しの荷物の中から、父・良介が作った凧を探し出す。手づくりのその凧は、浜松まつりの凧を小さくしたような凧で、天馬の名前の由来である背中に翼を持った馬が天空に駆けあがる絵が描かれていた。

次の日、天馬は河川敷でこの凧をあげてみるが、天馬の凧はなかなかうまくあがらない。何度か試すうちに、うっかり手を離してしまい、あわてて凧を拾いに行くと、怖い顔で睨んでいるじいさんと出会う。
じいさんは凧を勝手に手直しし、天馬に糸を持たせ、命令調でアドバイスを送る。凧はするすると大空に舞いあがった。このじいさんこそ、伝説の凧づくり名人・中山功(72)だった――

次の日、この凧揚げの様子を見ていたクラスの力也らいじめっ子たちから、「お前が自慢していた凧は、あんなボロい凧なんだ」と言い寄られる。負けん気の強い天馬は、またしても「じゃぁ、けんか凧をやろう!」と言ってしまう。
天馬は、一緒に暮らす従姉の溝口楓(17歳)に相談し、いつかの中山じいさんに会い、けんか凧の手助けを申し出るのだった。

中山じいさんは、息子の死をきっかけに凧づくりから遠ざかっていたのだが、天馬の情熱に心動かされ、天馬の凧を作り直し、天馬にけんか凧の勝ち方を教えることに――

天馬と中山じいさんの出会いは、二人の凧への思いに火をつけた。二人は、じいさんが作りかけのまま長年ほったらかしにしていた25帖の大凧を完成させようと誓う。

「この凧あげたら、お父さん見てくれるかなあ?」

天馬と中山じいさんの大凧は揚がるのだろうか?
天馬の願いは天までとどくのか?

公式サイトより

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