地下鉄東西線「門前仲町駅」の西側出口3から歩いて2分。
銀ブラで有名な都心の中央区と隅田川を一つ挟んで東側が江東区、深川と呼ばれていた江東区でも古くから賑わいのある地域の一角に「門仲天井ホール」があります。
ホールの誕生は1989年10月。建交労東京都本部と同東部支部が入る東京建設自労会館最上階の8階にできました。この場所は東京大空襲で焼け野原となった運河沿いの空き地で敗戦直後から仕事を求める労働者のたまり場だった所。全日自労深川部会(現建交労東部支部深川分会)のプレハブ作りの組合事務所が下町労働者の駆け込み寺となっていました。
ビルの建設を話し合う過程で、組合の大会議室は組合員が文化の夢を育て、かつ地域との接点も作れる多目的ホールとすることで設計が決まり、その結果は何の飾り気もないコンクリートむき出しのただの空間として会議室が完成しました。
今でもただの会議室ですが、立派に音楽会や演劇ができるホールとして使えるように素朴な手作りの工夫がされてます。
何かができるのを黙って待つのではなく労働組合が意欲的に文化創りに挑戦しています。夢を少しづつ現実のものにしてきました。
開設以来、ホールの運営は支配人の黒崎八重子が担当しています。