日本神話がわかりにくいのは、まずは神様の名前が難しいことが大きな要素だと思います。天之御中主神とか、高皇産巣日神とか、漢字を見ても読めません。しかも日本神話は扱われている書物によって同じ神様の名前が違ったり、更に和魂や荒魂という性質で名前が変わったりと、10を超える別名がある神様も珍しくありません。 目次 天地開闢 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 高御産巣日神(たかみむすびのかみ) 神産巣日神(かみむすびのかみ) 天地開闢 日本神話の最初のイベントは「天地開闢」と呼ばれるものです。世界に天も地も無い混沌状態から、天に高天原(たかまがはら)が現れ、「造化の三神」と呼ばれる3柱の神が生まれ…