地震に火山など太古の昔より災害列島でもある日本であるが、日本人はその災害にどう向き合ってきたかというオムニバスである。 // 危機一髪の家康を救ったことになる天正地震 まず最初は唐突に秀吉と家康の天下争いの話が始まる。信長の死後に天下を争った二人が直接に対決したのが小牧長久手の戦い。この直接対決では睨み合いにしびれを切らした秀吉側が家康の本拠を攻撃しようと別働隊を送ったのだが、この動きを家康が察してこの別働隊を奇襲で壊滅させた。これで家康の手強さを痛感した秀吉は、家康と講和の方向に動いた・・・と一般的に語られているのだが、これは違うというのがNHKでよく顔を見る磯田氏。磯田氏によると、実はこの…