少年時代、「キン肉マン」というプロレス漫画に夢中になりました。 漫画に出て来るキャラクター達を模った消しゴム人形、通称「キン消し」は子供たちの間で大ブレイクし、レアなキン消しをたくさん保有するのがステイタスでした。 なけなしの小遣いを握りしめてはガチャポンのハンドルを捻り、出て来たカプセルの中身に一喜一憂したもんです。 同級生の間では、「ウォーズマン」、「ロビンマスク」、「バッファローマン」といったビジュアルのカッコいいキャラが人気を博していましたが、僕のお気に入りはそっちの方向ではありませんでした。 超人委員会の「委員長(ハラボテ・マッスル)」、試合の実況を担当していた「アデランスの中野さん…