加齢により全盛期を過ぎ衰えが顕著になったキタサンブラックが現役競走馬の凋落に抗う話。 3期3話のゴルシシナリオで題材となった全盛期を過ぎた競技者の老衰問題をキタサンでも描く話。 キタサンの絶頂期は2017春天であり、宝塚で9位に終わったのは老化の始まりによるものであった。 無尽蔵の体力は疲れを覚え始め、食事量も目に見えて減り始め、集中力を欠き踏ん張れなくなった。 キタサンは自分の身体の変化にショックを受けるがそれでも地元で愛されていることを心の拠り所にする。 海外遠征は断念し現役人生をシニア秋に賭けることにし秋天・JC・有馬に最後の力を捧げることにする。 苦渋の表情で老化に抗い、これまでの貯金…