福岡県太宰府市。福岡市のベッドタウン。観光都市。市町村コード: 40221-4
約1300年前、当時の太宰府には、九州全体を治める「大宰府」(オオイミコトモチノツカサ)という大きな役所が置かれ、約500年の長い間、その役割を果たしていた。今もその歴史をしのばせる大宰府跡、水城跡、観世音寺、太宰府天満宮など市内に数多くの史跡や名所が存在し、年間約610万人の観光客が訪れている。昭和30年に太宰府町と水城村が合併して太宰府町となった当時は、人口が13,264人だったが、その後福岡都市圏の膨張、大規模開発による住宅化の進行、大学の立地、交通網の整備などにより人口は急増し、昭和57年に全国では651番目(県内では21番目)の市制を施行した。現在の人口は、65,811人(平成15年9月末住民基本台帳数値)で、増加率の面では落ち着きつつあるものの、「史跡や緑にめぐまれた福岡都市圏の住宅都市」として発展している。福岡市の南東約16kmに位置し、北に四王寺山、東に宝満山があり、市を縦貫する御笠川は、宝満山に源を発して市街地を通り、途中鷺田川、大佐野川と合流し、末は博多湾に注いでいる。