ナゴヤドーム約20個分という広大な干拓地に、約20万枚もの太陽光パネルが整然と並ぶ、圧巻の風景。ここは、三重県と愛知県の県境に位置する木曽岬メガソーラー発電所です。再生可能エネルギーの導入を加速させるため、自治体が公募し、大手総合商社の丸紅がその運営を担うこの巨大プロジェクトは、どのような経営が行われているのでしょうか。 今回は、日本の再生可能エネルギー事業の中でも象徴的な存在の一つである、木曽岬メガソーラー株式会社の決算を読み解きます。その極めて特徴的な財務構造から、大規模太陽光発電事業のビジネスモデルと、その収益性に迫ります。 【決算ハイライト(第12期)】資産合計: 144百万円 (約1…