長い記事なので目次をつけてみる。 【目次】 山上憶良の長歌「瓜食めば」と反歌 【ねこたま意訳】 詞書 【ねこたま意訳】 山上憶良が惑へる中二病患者に贈った歌 【ねこたま意訳】 意訳という名のコント 学校で習った万葉集の歌のなかでは、山上憶良の「子等を思ふ歌」と、その反歌が、いちばん分かりやすかった記憶がある。 山上憶良の長歌「瓜食めば」と反歌 瓜食(は)めば 子ども思ほゆ 栗食(は)めば まして偲(しの)はゆ いづくより 来(きた)りしものそ 眼交(まなかひ)に もとなかかりて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ (万葉集 巻五 802) 反歌 銀も金も玉も何せむに勝れる宝子にしかめやも (万葉集 …