コーちゃんと真夜中のブランデー: 忘れえぬ人びと 作者:秀子, 高峰 河出書房新社 Amazon 「俳優さんの条件として、飽きられないっていうことが必要だって言ったけど、それは個人的なことですよ、ね。それよりも俳優さんとしての一等の条件は、映画からはみ出さないことだと思う。一人で画を描いているんじゃなくって、大勢で作る映画でしょ、その中の一人でしょ、だから、ハミ出ちゃっちゃいけないんですよ。」 (「わたしという人間」より) 女優のエッセイですから、映画業界、そして自身の仕事に関して多く語られているのは当たり前だ。そして思い出深いこと、自分の心に決めた信条は、手を替え品を替え語る。語らずにはいら…