インパクトのある本を読んだので、忘れないうちに感想を書いておこうと思います。 今回、ご紹介するのは『女子少年院少女たち〜「普通」に生きることがわからなかった』です。 『非行・犯罪』とか『更生』というと、支援者的立場の人の上から目線な内容や、学者さんの分析・考察系、はたまた,露悪的な三流週刊誌的ドキュメンタリーならよく見かけます。 でもこの本は違います。 上から目線でも、下から目線でもない、いわば水平な当事者目線な本。 女子少年院に入っている少女4人にインタビューし、一部、社会に復帰してからの姿も追っています。 結構、これってこの分野では珍しいのではないでしょうか。 当事者目線の非行ドキュメンタ…