自由民主党総裁選挙を来週に控え,「政治と女性」についてもう一度考えてみることにした。 候補者4人が男性2人女性2人となったことから,正直,変な空気が流れているように思える。男性候補は,正論だが実現困難な目標を掲げているのに対し,女性候補は,アンチステレオタイプ(これまでの常識に囚われない)な理想的な目標を出しているように見え,また,「男性vs女性」という構図が見え隠れしているように思える。 日本という国が従来から持っている問題点は基本的に同じだが,これに女性の視点で気になっていたことが加わって,議論の幅が広がった,というメリットはあるが,同時に,焦点がボケてしまっているようにも感じる。 国民の…