フェミニストたちの政治史: 参政権,リブ,平等法 作者:大嶽 秀夫 東京大学出版会 Amazon 本著は筆者が男性政治学者であり、『最初にジェンダーに関心を示したと自負(p.265)』している方が記したものである。第6章では『男女雇用機会均等法ならびに男女共同参画社会基本法へ』と題し、1972年に施行された男女雇用機会均等法など、ちょうど私たちの親世代が思春期を迎えている時期の女性学の動きを見ることが出来たのが新鮮だった。 しかし、第1章の英参政権運動で婦人参政権協会全国同盟NUWSSを過激派(p.16)と記述しているものの、実際は穏健派ではなかったか?といった情報の誤り?がいくつか見受けられ…