ああ、私はあの時、羞恥心(しゅうちしん)のベールをはがされたのだ。 それは単に、全身をくまなく見られることへの羞恥を外されたのではなかった。 醜(みにく)い、汚い、恥だと、細胞にまで癒着していた鎧(よろい)のようなベールだ。 Rはカーペット敷きの床に膝をつくと、私の両太ももの間にゆっくり顔を近付けた。 花弁に熱い息がかかる。 私は震えた。 子宮に吹き込まれる火が、みるみる勢いを増していく。 私の體(からだ)は、あっという間に焔(ほむら)に包まれた。 ああ、燃える、燃える……その焔は、大蛇の舌のように私の奥まで届き、隅々まで灼いていく。 思わず声を上げる私の口を、彼の唇がふさいだ。 「しっ!静か…