ご飯が大好きで「稲の国」「米の国」と思っていた私が縄文に関心を持つことになったのは、1960年代後半と思いますが岡本太郎さんの写真の「火焔型土器」に衝撃を受けてからです。その後、各地の仕事で縄文土器をみるたびにその個性的な素晴らしさに裏切られることはなく、このデザインは何を表しているのか、ますます関心は高まりました。弥生式土器に感情がかきたてられることがないのとは大きな違いです。 次のインパクトはこれまた岡本さんの大阪万博の「太陽の塔」(元の名前は「生命の樹」)と「縄文に帰れ」「沖縄に本土が復帰するのだ」のメッセージです。 翼を広げた白い鳥の背中の「黒い太陽」は原発を象徴し、内部の「生命の樹」…