女装

(一般)
じょそう

男性が、様々な歴史・文化・風習により、医学的・社会的に「女性用」と規定されている被服を着用し、装飾品等を身に付け、化粧等を施すなど、自らの外的若しくは内面的に「女性」へ変身することや、その状態を指す。「女装者」「女装子」
必ずしも同性愛嗜好を伴わない。

トランスジェンダー/ transgender (TG)

 生れた性別と異なる性自認の性で生活をする個人、状態の総称。
 狭義には、「性別違和」を感じている人の中で、反対の性での生活もしくは、既存の性役割に囚われない生活を望みながらも、形成外科手術(SRS)までは望まない場合を指す。
 広義には、トランスセクシュアル、トランスベスタイト(後述)等を含む。 

トランスベスタイト、クロスドレッサー/ transvestite(TV), Cross Dresser (CD)

 異性装者、すなわち一般で言われる「女装者」「男装者」のこと。
 身体と心の性の不一致や、性別違和感が無い点において「性同一性障害者(GID)」と異なる。
 しかし、異性装によって性別違和感の解消を図っている場合もまた、異性装者コミュニティには存在する。

トランスセクシュアル/ transsexual (TS)

 「性同一性障害者」の中でも、身体の性と心の性の不一致を特に強く感じ、その一致の為に形成外科的手術(SRS)を強く望む場合。
 手術前の場合をpre-op TS、手術後の場合をpost-op TSと区別する事もある。

参照 女装家。トランス。Tranny。Ladayboy──等。

俗語…

◆オカマ,オナベ
 「オカマ」は女装した男性や男らしくない男性に対する俗称だが、男性同性愛に対して用いられる事も多い。しかし、本来は女装の男娼を指す言葉のため、差別語とする向きもある。
 「オナベ」は同様に、女性から男性への性転換を行ったり、その過程にある女性を指す俗称で、広義に女らしくない女性に対する呼称としても用いられる。
◆ニューハーフ
 和製英語。女装した男性や、男性からの性転換を公言している場合を指し、狭義にはそうした属性により風俗関連産業、芸能産業などに従事している場合を指す。
◆シーメール/ shemale
 英語圏で一般に使用されている言葉で、「ニューハーフ」に近いニュアンスを持つが、女性化した乳房と男性外性器の両方を持つ状態を指すことが多い。
◆クィア/ queer
 英語本来の意味としては「変態」の意味を持つ蔑称だが、近年ではセクシャルマイノリティ権利獲得運動の中で、かつての「ゲイ」という用語同様に、否定的なレッテルを逆手にとった前向きな言葉として自称される場合も多い。
◆ドラァグ・クィーン,ドラァグ・キング/ drag queen , drag king
 「ドラァグ」とは、ドレスの裾をひきずるの意。長大華麗な衣装をまとうことを指す。
 英語で「クィーン」は女装者、「キング」は男装者を指し、ゲイまたはレズビアンが「女性性」「男性性」を誇張する過剰な扮装によって虚構の性役割を茶化して楽しんだり、同性愛に対し理解を示さない保守的な人々を風刺する表現行為。
◆ノンケ
 両性愛者。同性愛嗜好を持たない者。
◆純女
 生物学的な女性。じゅんめ。
◆純男
 生物学的な男性。すみお。

宗教的理由から、男性が女装して祭儀などを行う事がある。古代の母権制宗教にはその傾向が顕著であったが、近世から現代にもその伝統が祭礼等で残っている場合がある。

呪術的な理由があると想定されるが、男児の早世を避ける為、女児の服装で育てる例がある。欧州の上流階級ではこのような習慣が20世紀までは普通にあった。

フェティシズムにおいて、女性の服装・装身具や化粧などに性的魅惑を感じる者は、狭義に女装を行う。またより広く、服装倒錯(トランスヴェスティズム)の水準にまで達する場合もある。

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