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妖精

(一般)
ようせい

元々は自然霊の一種、もしくは神々の零落した姿。日本における妖怪と同義。西洋では民間信仰の対象であったが、キリスト教の導入により「堕天したが、悪魔となるには至らない天使」と定義される。
妖精の性格もさまざまで、必ずしも善良な性格とは限らない。
たわいない物から危険な物まで、妖精は悪戯好きである。妖精の悪戯としてよく知られるのは、チェンジリング(『取り替え子』)である。妖精が人間の子供(乳母の場合もある)を、自分もしくは自分の子供と取り替えてしまう現象で、妖精の子供はいつまで経っても成長しないため、いつまで経っても親は他人の子供を世話する羽目になる。親にとっては洒落にならない悪戯だが、妖精は鉄(あるいは金属類)を嫌うと信じられているため、ヨーロッパではクギなどの鉄製品を幼児のゆりかごに入れておく風習がある。*1

妖精というと、「人型をしており美しい、小さい」というイメージがあるが、妖精はもともと精霊であり、ギリシャ神話のニンフなどは人間と同じサイズであるし、ケルトの妖精犬クーシーは犬である。

*1:そもそもは、医学の発達していなかった頃は乳幼児の死亡率が高かったため、それを補償する心理が「自分たちの本当の子供は、きっとどこかで安息に暮らしている」と信じたいがための願望が、やがてそのような形の言い伝えとなって伝承されたのでは、という説がある

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