子供は、親を選んでこの世に産まれて来るのだと誰かが言っていた。 なら、妹は親に虐待されて、そして、散々に迷惑をかけ、早くにこの世を去る為に産まれて来たのだろう。 今、妹に対して思うこと… 早くに死んで良かったね。 ちーちゃん、あなたはすっかり壊れてしまっていたから。 私は、心からほっとしているよ。 お姉ちゃんは、あなたには申し訳ないけれど、出来るだけ幸福に長生きしようと思っています。 孤独を道連れにして… 私は、日々、自分だけが満足のゆく良い思い出だけを残して、嫌なことから自由になって行っている。 それと同時に、著しい障害のある両足に対して、心の隅で常に謝罪しながら。