図書館で借りた本の感想です。 姑の遺品整理は、迷惑です 垣谷美雨著 団地に一人暮らしをしていた姑が急死し、アラフィフ主婦 望登子がひとりで遺品を片付けて退居するまでのお話です。 ゴミ屋敷とまではいかないものの、物がぎゅうぎゅうに詰め込まれた部屋を空っぽにするというミッションに気が遠くなりそうになりながら、最終的にはいろいろな人の手を借りてクリアする様子が描かれています。 物に囲まれた姑と対照的に描かれているのが、生前整理を完璧にして亡くなった望登子の実母でした。 元々厳選した物しか持たず、それすらも亡くなる前に手放した実母に、残された望登子は、実母が何を好きだったのかすら思い出せないと嘆きます…