はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と四十二 「ナショナリズム! パトリオティズム?」 「そもそもナショナリズムとは、いったい・・・」 ボソリとそう呟いたAくん。なんとなく、またまたヘビーな話題に突入しそうな気配。 ナショナリズム、か~。 手強そうな臭いが立ち上る。 「愛国心。やっぱり、ナショナリズムと言えば、このイメージが強いよな」 愛国心、か~。 一層、手強そう臭いが、プスプスと立ち込める。 「愛」も「国」も「心」も、そのドレもコレもがヘビー級なトリオであるだけに、いつだって、その臭いの中で、どうしても怯んでしまうのだ。 「その愛国心というイメージから思い付く、もう一つのワード…