歌舞伎舞踊の大曲「京鹿子娘道成寺」の俗称。
安珍清姫の伝説に基づいて作られた、能の『道成寺』が原作。 道行から、問答、乱拍子、急の舞、中啓の舞、手踊、花笠踊、クドキ、山づくし、手踊、鈴太鼓、鐘入りと、桜が咲き誇る背景の前で正味一時間にわたり、一人の女形が、女の恋のさまざまな姿を余すところなく表現する。俗に女型の卒業論文とも評される。 伴奏の長唄も名曲で、歌舞伎舞踊の中では一番の人気を誇る。
晴天で暖かい日狙いで、行ってきました「道成寺」 四国霊場に空目してしまう雰囲気です。 徳島暮らしでのウォーキング休憩場所は5番札所♪ 何でも無い日に行くと、参拝者もおらず静かです。 ハイテク線香w 煙が出ないし香りも少ない。燃え尽きた灰にメッセージが(^_^;) 「あーたーりー」んなこたぁ~ないw 燃え尽きるのを待つのも何ですので、境内で道成寺絵巻を。 娘道成寺の演者さんの写真が所狭しと・・・・ここ、写真館? 天気が良くて、ポカポカ暖かくて気持ち良かったです(^o^)∩ 今度は、ウォーキングがてら立ち寄りたいですね。 *************** 道成寺 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738 …
本日、歌舞伎座にて 歌舞伎座新開場十周年 吉例顔見世大歌舞伎の幕が開きました!おめでとうございます! 顔見世というのは江戸の歌舞伎界の言葉で、簡単に申しますと向こう1年のオールスター勢ぞろいというような意味合いです。歌舞伎座では毎年11月に顔見世と冠した興行が行われています。 ここのところ11月とは思えないほど暑い日が続いていて、歌舞伎座の顔見世が始まる季節だというのにこんなに暖かいというのは本当に珍しいですね。現在の歌舞伎座が開場して10年、季節感というものが何やらおぼろげになってきましたが、今後も顔見世という言葉から秋の深まりを感じたいところです。 昼の部に菊五郎さんのご出演が決定! 吉例…
はじめに 昭和7年4月、慶應歌舞伎研究会に入会する 慶應歌舞伎研究会の機関誌『浅黄幕』 『浅黄幕』復活号(昭和7年11月)に載った青年歌舞伎の劇評 (2023年11月16日:末尾の注釈欄に訂正と追記を記載しています。) はじめに 1930年代新宿の青年歌舞伎について書き連ねたいとずっと思っていた。十数年来の宿願であった。 新宿新歌舞伎座(新宿第一劇場)で青年歌舞伎が始まった昭和7年(1932)は、戸板康二が慶應義塾の予科に入学した年でもあった。毎興行見物したという青年歌舞伎について、戸板康二は後年、《まことに貴重な歌舞伎教室だった。》と愛着たっぷりに回想している(『思い出の劇場』、「新歌舞伎座…
ジャニーズ、歌舞伎、宝塚を一緒にして、日本のエンタメの危機…と言っている人多いですが、ちょっと違う気も。 ジャニーズはアイドルですから、活躍の場はテレビと映画、コンサート。 かつては明星・平凡(知らない人多数ですよね笑)というアイドル雑誌の表紙を飾り、歌番組などが活躍の場でしたが、金八先生でたのきんがブレークして視聴率を稼げるようになったら、広告媒体にも使われ、その広告主がスポンサーのTVに出演するようになる…とスポンサーとの関係が密ですが、歌舞伎と宝塚は違います。 もちろん舞台をサポートしてくれるスポンサーはいるけれど、基本はチケットを買って観に来てくれる観客が支えている。 そして、歌舞伎も…
お題「私が持っている資格」 なぜAmazon Primeに出さないの? 松竹さん! 歌右衛門の六十年―ひとつの昭和歌舞伎史 (岩波新書) 作者:歌右衛門, 中村,静夫, 山川 岩波書店 Amazon 私が踊りで圧倒されたのは六代目中村歌右衛門。 あれはNHK教育TVのシリーズで、いつもつまんなそうな顔した評論家が細かく解説しながら伝統芸能の踊りを数回にわけて放映していた。 そこに歌右衛門さまの娘道成寺が取り上げられてて、本当に、観てびっくりした。 バレエとかダンスとか、西洋ダネの踊り関係は結構観たことあったし、歌舞伎関係の踊りもそれまでにまあまあ観てました。まあ全部TVなんですけどね… でもで…
題名のない音楽会2020年4月11日放送 テレビ朝日石丸幹二 松尾由美子この番組は、和楽器女子たちが桜花新風〜京鹿子娘道成寺より〜を演奏する様子が描かれています。和楽器の演奏者たちは、移動が非常に大変だと語っており、特に吉永さんは10面の箏を運ぶことがあるそうです。また、辻元さんは尺八が竹でできているため、乾燥に弱く演奏中に割れることがあると話しています。 番組では、辻元さんが鹿の遠音を演奏しているシーンもあります。彼女の音色は鹿の鳴き声を表現していて、聴く者の心を惹きつけます。 また、吉永さんは卵の白身を重要なアイテムとして挙げています。彼女は卵の白身に指を浸し、爪を滑りにくくするそうです。…
今日あの子無垢に同情し京鹿子娘道成寺 アマタの目よりもあなたの目を信じ蛇の目の傘に隣り合ったあの日 誰に見しょとて紅かねつきょうぞ彼に見せとて縁(えにし)が尽きぬと 愛しLINEに返事が来ずとも誰にも明かさぬルールをひいてシャトーで過ごしたあの夜を胸にアコーディオンのタンゴの音色寝入るあなたを置いて出た部屋 鐘に怨みは数々ござる彼に恨みも数々ござる 堕天使たちが灯す火焔螺旋に渦巻き逢えぬ哀しみ閉じ込めた鐘撞堂抱く想い出焼き尽くせたのなら 誰に見しょとて紅かねつきょうぞ我に見しょとて紅かねつきょうぞ
仲間由紀恵さん演じる大奥取締役と西島秀俊さん演じる歌舞伎役者の出会いは偶然であり、運命のいたずらでもあった。嫉妬が渦巻く大奥の女たちと、腹黒い老中たちの利害一致で仕組まれた罠。理性を保ちながらも心は動いていた。業火の後押しを得た2人は秘め事に身を投じる。そして思惑に決して屈する事無く2人は全てを飲み込んだ。何も認めず何も語らず、双方全てを受け止めた。 ★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟 視聴した作品は… 大奥 監督=林徹氏 助監督=林稔充氏脚本=浅野妙子氏 キャッチコピー最悪の地獄百鬼繚乱大奥・・・そこは女の理想郷か? それとも牢獄か? ★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟 2006年・126分 Amazon prime …
森田春代塗り絵その2「娘道成寺」 春代塗り絵は第一弾も持っていたけど、お手本目当てで、ほとんど塗らなかったが、今回は塗るのにハマってる。同じ塗り絵本を2冊買ったからか。 塗り絵は無心になれる。まさに、<今、ここ>の境地。マインドフルネス。あの、色鉛筆が紙にこすれる音がいい、落ち着く。 ……塗り絵をしている時は、すべてを忘れられる。2016ピースの春代パズル<四季美人>が、予想以上に難しく、外枠さえできずに絶望的になっていることも忘れさせてくれる……。えらいもんを買ってしまった……フレームと合わせて5000円以上もしたのに……。 パズルが進まない絶望と、とんでもない浪費をしてしまったという自責の…
研の會。夏祭浪花鑑のあとは、京鹿子娘道成寺。 こちらの記事でかいたように、目眩く道場寺の世界を演出するのに所化たちの存在は欠かせない。 ↓https://munakatayoko.hatenablog.com/entry/2023/08/02/230614だが今回、自主公演ということもあり、能力二人のみ。地味なのではないか。また花子の早替わりに時間が足りないのではないかなど、余計な心配をしていたが、これはこれで二人の能力(米吉・種之助)の個性がたっぷり出て、じっくり楽しめてよかった。クールな米吉、表情豊かな種之助、ピッタリ息の合う二人(同い年の従兄弟同士だし)そして、もちろん主役は右近。この右…
尾上右近の自主公演今回が7回目。8月2日と3日に、昼夜4回。私は初回と千穐楽の4回目の2回観てきました。 今までは国立劇場小劇場(座席数590席)で開催していたけれども今回は満を持しての浅草公会堂(1070席)。これが4公演完売ということなので、本当におめでとうございます。私は6回目から観ている新参者ですが、6回目も文楽人形との共演で「かさね」を上演。常にかなりチャレンジングな右近君。 今回のプログラムは、「夏祭浪花鑑」の団七とお辰の二役。長町裏で泥にまみれて義平次と組んずほぐれずのどろどろの戦いをした35分後に「京鹿子娘道成寺」。 チャレンジングにも程がある。千穐楽のカーテンコールで米吉クン…
「雷門の先、二つ目の通りを右折、」観光人力車のお兄さんに教えてもらって角を曲がる。ぎらりと白く道が光り、暑いぜあさくさ。浅草公会堂の今日は、尾上右近の自主公演第七回『研の會』だ。 演目は『夏祭浪花鑑』と『京鹿子娘道成寺』となっている。門外漢のわたしも、この二つがすんごい大きな作品で、どっちか一つでもとっても大変なんだと何となく知っている。アナウンスで右近が簡単に筋を説明し、ちゃりりと花道の開く音がして、釣船三婦(中村鴈治郎)と、団七九郎兵衛(尾上右近)の女房お梶(中村米吉)が井桁の着物で登場。そこへ駕籠が、この芝居を動かす陰の主役、磯之丞(中村種之助)を運んでくる。この駕籠の人足(中村鴈大、市…
京鹿子娘道成寺は、安珍清姫の伝説が元になって宝暦3年(1753)年に江戸中村座で初演された。 ■安珍清姫の伝説とは。 ■歌舞伎の京鹿子娘道成寺とは。 ■私と京鹿子娘道成寺 ■京鹿子娘道成寺を踊るときの気持ち。菊之助 ■そしてめくるめく衣裳と舞。怨みと陶酔 ■安珍清姫の伝説とは。 安珍というお坊さんにほれ込んだ清姫。しかし安珍は、清姫を裏切り、日高川を渡って道成寺へはいってしまう。清姫は大蛇に変身して日高川を泳ぎ切り、道成寺まで追いかけ、鐘に隠れた安珍を鐘ごと焼き尽くしてしまう。 文楽の日高川入相花王では、こちらが描かれるのでぜひおすすめ。またシネマ歌舞伎の「日高川入相花王」では菊之助が文楽の人…
7月は、しょっぱなが巡業東コース。 歌舞伎座昼夜通しで。 大阪松竹座。 munakatayoko.hatenablog.com munakatayoko.hatenablog.com 京鹿子娘道成寺と俊寛について書けていない涙 7月の〆が刀剣乱舞と大変充実した月だった。 munakatayoko.hatenablog.com 特によかったのは、大阪松竹座。充実していた。全部感想を書いてから振り返りを描きたかったのだけれど、書ききれず。 巡業もよかったのだ。書けていない涙。 刀剣乱舞は今日で配信が終わるので、もう一度目に焼き付けた。 松也は座頭としてとても優れているんだよなあ。 「すくってごらん…
2010/6/3 テゴマスのあい@代々木第一体育館2010/9/25 LIVE!LIVE!LIVE! DOME PARTY@東京ドーム2010/12/15 内博貴w/Question?@ZeppTokyo 2011/5/7 TOMOHISA YAMASHITA Asia Tour Supergood Superbad@代々木第一体育館2011/7/24 PLAYZONE2011 SONG&DANC'N@青山劇場2011/8/6,7 ROCK IN JAPAN 2011@ひたちなか国立海浜公園2011/8/29 内博貴 w/Question? 2011 Summer Tour@SHIBUYA-A…
続いて大阪松竹座の昼の部を観劇。こちらもほぼ満員の盛況。大阪では東京と違って、毎月歌舞伎興行が行われている訳ではないので、関西の見物衆には待ちに待ったと云う感じなのかもしれない。反応も東京より熱く感じられ、役者を乗せるのが上手いなぁと思う。菊之助も「客席が近く、お客様の反応を直に感じられる」と発言していた。 大作二本立てだった夜の部と違い、昼の部は三本立て。幕開きは『吉例寿曽我』。所謂「曽我物」の一つだが、「対面」と違ってこちらはあまり上演されていない。途絶えていたものを昭和になって初代白鸚や梅幸らが復活上演させた狂言。隼人の小藤太、虎之介の三郎、彌十郎の祐経、千之助の十郎、染五郎の五郎、吉之…