結婚をする前に結婚に関する取り決めをしておき、「婚前契約書」などとよばれる契約書・覚書を作成しておくこと。 英語では「prenuptial agreement」。また略語の「prenup」から日本でもプリナップやプレナップなども用いられる。
家事や育児に関する事項、ふたりの財産や生活費の負担、親の介護等に関する取り決め等を盛り込むのが一般的*1。 日本ではあまり一般的な習慣ではないが、ヨーロッパなどの一部の文化圏では、広く行われている。
絶対に幸せな結婚をするための婚前契約書
結婚契約書 ふたりで作る! 結婚生活のハッピールール
*1:http://news.ameba.jp/20140121-69/
婚姻前において、お二人で合意して約束を交わしておくべきことがらには、どんなものがあるるのでしょうか。 内容についてお二人で合意して婚前契約書に記載することがらは、概ね次のようなものになります。 ※以下の項目で概ね最大になりますが、ご事情に応じて個 別具体的になります。 1.契約の趣旨(合意適用の条件) 2.夫婦の在り方・お互いの尊重宣言 3.婚姻届の提出 4.結婚生活一般 5.住居・場所・仕事・事業等に関する将来の計画 6.財産管理・家計・支出(夫婦財産契約を含む) ※家計の負担割合に関する定めを含む ※夫婦の一方を夫婦財産の管理者とする定めを含む 7.趣味・宗教 8.双方の仕事・収入 ※でき…
そういえば婚前契約について書くのを忘れていた。 ・ フランスでの婚姻においては、婚前契約というものがある。日本人の私は、というか結婚したことないし相続でもめたこともないので、まったくピンとこなかった。いまでも正直よく分かってないけど、要は自分と家族の財産をどうするかという話と理解している。 パートナーからは、こういうのがあるけど自分は別に必要ないかなと思ってる、と言われていた。当初は。婚前契約を結ばないと、デフォルトでは夫婦共有財産となる=婚前に取得した財産はぞれぞれのもの、結婚後に取得した財産は二人のもの。私も、それで別にいいんじゃないの、くらいに思っていた。 ・ 婚前契約の必要性を訴えてき…
gendai.ismedia.jp さて、契約結婚の記事では、ライター氏と婚約者氏は、様々な取り決めをして、それを公証役場に持ち込み、私署証書認証として残そうとしますが、断わられます。 公序良俗に反したり、法律に反したりするものは、認証できないのだそうです。 これは、勉強になりました。 ちなみに、契約書案を読んだ私と妻の一致した感想としては、・「お互いの財産はお互いが管理する」→OK(うちもそうしている)・「不貞行為が発生した場合も裁判所に訴えない」→NG(裁判所はともかく、相手の信頼を裏切る行為なので、離婚の原因にはなり得る)・「お互いの扶養義務を負わない」→NG(相手が失業したり破産したり…
25歳の、ライター兼ファイナンシャルプランナー氏(男性)が、普通の結婚ではなく、「契約結婚」をしたという記事を読みました。 gendai.ismedia.jp 「契約結婚」と聞けば、連想するのは、やはり『逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)』でしょう。 最初は、親の結婚圧力を逃れるためとか、経済的な理由などで、好きでもない相手と嘘の結婚をするが、結局は相手を好きになって、本物の結婚に至るというパターンで終わります。 通常の恋愛ものだと、いかに知り合って好きになっていくかという、馴れ初めからじっくりと描いていくことになりますが、その間、読者を飽きさせずにいることが難しいという難点があります。 その点…
先日、朝の情報番組『グッとラック!』にて、婚前契約の特集が組まれ、注目された「婚前契約」。Twitterのトレンドにも入っていたキーワードです。 モラハラ被害者である私なりに少し調べて、 婚前契約が結婚前に、モラハラ夫になる夫かどうか見分けるのに有効な手段かどうか考えてみました。 婚前契約とは? 第三者に見てもらうべき。 モラハラ被害者という立場から、感じる婚前契約の危険性。 モラハラ夫という存在を知った上で、婚前契約の結び方を考えるべき。 婚前契約は、モラハラ夫かどうか見極めるのに有効か?という結論 まとめ 婚前契約とは? 入籍前に、婚姻生活のルールや離婚する場合の条件等細かく契約書をもって…
【離婚後のトラブル】 離婚届を出したから、もう大丈夫…。 離婚協議書を作ったから、もう大丈夫…。 離婚に関する公正証書を作ったから、もう大丈夫…。 . . お気持ちは、わかりますが、そうはいかないケースも、残念ながら、やはりあるのが、この「離婚問題」というもの…。 . . なぜそうなるのか。 . . 大きく、2つが考えられます。 . . 一つは、離婚準備が、残念ながら、まだまだ不十分だった場合。 . . つまり、 ●相手のキャラクター分析が不十分 ●離婚後に関する計画が不十分 →離婚協議書・離婚に関する公正証書の内容が不十分 となってしまったゆえに、結果、問題が生…
【人の心を、どう動かすか】 人には感情があります。そして、人は、最終的には、感情で、行動するわけです。 . . 「あれをしたい」 「これはヤダ」 . . だから、一番のポイントは、「どうしたら、相手の心を、こちらに引き寄せられるか」ということ。 . . このための作戦を、立てましょう。 . . 私たち人間は、心で、動きます。 . . だから、「やりたい!」と相手が積極的に思う作戦をできるだけ立てる。 . . たしかに、法律や、マナー、理屈、プレッシャーなども、有用でしょう。 . . しかし、これらは、いわば「ちっ!仕方ねーな」という、消極的な感情による行動しか、生み出しません。 . . ならば…
【ひとつひとつ】 私たちは、これまでのことが積み重なって、ここまで来ています。 . . それは、よいことも、悪いことも。 . . すなわち、これまでにやってきたことが今を作り、未来へと繋がっていくわけですね。 . . 夫婦問題に絞って申し上げれば、これまでのご夫婦間のやりとりが、今の夫婦問題に至っているわけです。 . . さて、これまで、証拠をきちんと残してこられた方は、今後有利に働くでしょう。 . . しかし、これまでのことは、これまでのこと。 . . これからできることもあります。また、これからすることが、未来を変えることにも繋がっていきます。 . . 千里の道も一歩から。 . . これか…
【家族の現状】 夫婦関係修復を考えた時、家族全員の「現状」を見つめることがポイントでしょう。 . . すなわち、「家族のそれぞれが、どのような状況か」。 . . つまり、夫婦だけの問題というより、家族全体の今の状態から、ご夫婦の問題に至っている可能性も考えられます。 . . それは、家族のうちの誰かが原因かもしれませんし、家族の中の「一グループ」が原因かもしれません。はたまた、全員が原因かもしれない…。 . . 夫婦関係の修復には、まず、原因を特定し、それを解消する必要があるでしょう。 . . でないと、一時はなんとか修復できても、また、再び、問題が生じる可能性が高いわけです。 . . だとす…
【デジタルツールでのご相談】 私の離婚問題などの夫婦に関する相談。 . . 基本は、面談なのですが、電話や、LINEビデオ通話、Instagramビデオチャット、Zoomなども、積極的に活用しております。 . . ただ、基本は、やはり、リアルによる面談。これには、実は、理由があります。 . . それは、面と向かって言葉のキャッチボールを交わすのが、カウンセリングや、行政書士相談、コーチング、打ち合わせに、最適だと考えるからです。 . . リアルで会い、表情、呼吸から、読み取れることも、意外とあります。 . . しかし、なかなか東京・台東区(JR上野駅近く)の弊社オフィスにいらっしゃる…
【離婚協議書は、オーダーメイドで】 最近は、インターネット上で離婚協議書の雛形があったり、ダウンロードができたりと、便利です。 . . しかし、これらは次の心配があると思います。 1.自分の望む内容のものが見つからない…。 2.これだけ決めていれば大丈夫かな…。 3.この部分、直したいのだけれど、自分で直しても大丈夫かな…。 4.文章を付け足したいのだけれど、大丈夫かな…。 5.この雛形、誰が作ったのだろう?本当に大丈夫かな…。 . . …すなわち、離婚協議書は、あくまでも、「契約書」の一種なのです。 . . 契約書とは、一字の間違いでも、内容が変わってしまう恐れがあります。また、書き方により…
【2つの「別居」】 「別居」には、大きくわけて、2つのものがあります。 . . すなわち、「離婚の前段階の、短期的な別居」と「将来を考えた、長期的な別居」です。 . . 短期的別居なら、「婚姻費用」について決めれば問題がないと、原則的にはいえるでしょう。 . . 対して、 長期的別居なら、それだけでは足りないでしょう。 . . つまり、基本的には、 . ●「離婚の前段階の、短期的な別居」 この場合、間近の離婚までについてのみ考えればよく、すると、婚姻費用だけが心配。 あとは、離婚に向けた対応。 つまり、離婚後の心配は、離婚協議書・公正証書で解決すればよいので、よって、まずは、「離婚前の婚姻費用…
【育児の“協業”】 「子の父親が、“産後うつ”になる」。 . . そんな記事を、読みました。 . . でも、理論的に考えれば、これも、ありうることでしょう。 . . ポイントは、「精神的なプレッシャーの度合い」、そして、「ワンオペ育児か、否か」。 . . すなわち、一人で様々抱え込み、一人で、ずっと、育児し続ける、という状況になっていらっしゃらないか…。 . . これは、「子を産んだか否か」というお話とは異なる問題だと思います。すなわち、これも、「心の問題」。 . . 様々なご夫婦を見てきた印象としては、やはり、「育児」は、その他のビジネス・社会活動よりも、気が抜けないように感じます。 . .…