初めて子犬を抱いたとき、その小さな鼓動が私の胸の奥でトクトクと響いた。「この子を守らなきゃ」――そんな気持ちが自然に湧いた。 それが、うちのワンコとのはじまりだった。 まだ子犬だった頃は、何もかもが初めてで、すべてが不安そうだった。知らない匂い、初めての家、初めての夜。私も同じように緊張していた。 夜鳴きが続いた日も、一緒に毛布にくるまって眠った。そのうち、ワンコが小さく寝息を立てはじめて、「この瞬間を一生忘れたくない」と思った。 今ではすっかり家族の中心。玄関で迎えてくれるし、落ち込んだときにはそっと体を寄せてくれる。言葉がなくても、心は通じる。 そして気づいた。守ってあげてるつもりが、実は…