白川静の漢字三部作のひとつ。字に対して1甲骨文での表現2説文解字での解釈3読み(昔の本に出てくる奴を大体) を書き、簡単な解説が付く。
こんにちは、きおです。 きょうは、姓名判断の鑑定に必携の辞書をご紹介します。 姓名鑑定を仕事にしている方なら、 必ず持っていると言ってもいいほど、 バイブルと化している、白川静先生の「字通」です。 箱の概観は ↓ こんな感じ。 そして、すごいボリューム。 厚さも、7センチあります。 箱から出すと、↓ こんな感じ。 私の名前に入っている「桜」を調べてみました。 漢字の成り立ちも書いてある 白川漢字学の決定版です。 私が勉強している姓名判断において、 もっとも大事な要素となるのが「読み下し」です。 読み下しを鑑定する上で、漢字の成り立ちや 意味を知ることは避けて通れません。 成り立ちや意味を知らず…
「款」という字がある。「約款」などで用いる字だ。 この字、字の左側を見ても右側をみても、なんだか「うさんくさい」感じがする。でも漢字の意味は「まこと。まろやかで欠けめのない心。よろこぶ、よろこび、にこにことよろこぶ」なんてような意味を持つんだそうだよ。 「款」の字の意味に納得がいかないなあ…(以下、新選漢和辞典より)> ①のぞむ。②〈よろこ・ぶ〉楽しむ。③〈まこと〉まごころ。「款誠」④うちとける。⑤もてなす。「款待」以下略— maeda, h (@torisan3500) 2023年1月28日
厩戸 廐戸 廏戸 𡳅戸 味噌糞の学会、学者の研究、論文について、その4 【广(まだれ)⇒廐戸】 父天皇愛之令居宮南上殿、故稱其名謂上宮廐戸豐聰耳太子。 【閲覧者の皆様へ】 上記を読めますか、つまみ食い的に、【字面⇒父天皇愛之】、次は【令居宮とは?】【南上殿=なんじょうでん⇒?】 元年春正月壬寅朔丙辰、夏四月庚午朔己卯 【故稱其名謂】⇒時系列の編纂とした場合、【故⇔薨】、元年夏四月に崩御? 廿九年に記述、編纂すればと思われませんか、廿九年にした場合、時系列に問題が生じます、【豐聰耳太子】の仍錄攝政としての功績、病状、隠遁してからの過ごし方が記述された回顧録、及び葬儀礼のあらまし。 【故稱其名謂】…
文字霊日記・3251日目 大晦日が過ぎたが・・・2月の節入りまでは、まだ「壬の寅年」 1991年の「Floppy desk」の 「コジキ姫赤い絨毯に乗る(m) (archive.org)」の 「視聴」・・・ 面白い、と嗤い乍ら自己満足・・・ 虎(とら)→兎・🐰・莵・菟⇔「猫(ねこ)と交換・交替」 うさぎ=鸕詐欺・烏詐偽(からすのさぎ) 鸕野讚良=持統天皇 鵜(う) ↓↑ 「大 倭 根子 天 之 廣 野 日女 尊」 (おほやまと ねこ あめの ひろの ひめのみこと) ネコ=猫・🐈 魯詐偽=魯西亜・俄西亜 腐汚塵=露西亜 ↓↑ 大晦日=おおみそか=ダイカイジツ =臺改字通(亞・亜・都=ㇳ=譯・訳)…
ちょっと検索すれば、何万もの漢字を表示できるソフトウェアや、異体字を網羅的に集めたウェブサイトを見つけることができる。国境を越えた文字コードの統一規格である Unicode は世界中の文字を吸収すべく拡張を続けてゐる。 この文章を書いてゐるパソコンの OS は Unicode に対応してゐるので、手間さへ惜しまなければほとんどあらゆる漢字を表示することができる。でもその漢字をどうつかったらよいかは教えてくれない。 ぼくが知りたいのはそれである。どの字体が正しいのか、ある語を表記するのにどの漢字をつかうのが好ましいか、あるいは妥当であるか。合理的で説得力のある規範がほしい。戦後の漢字政策を前提に…
本の買取強化中です。JR小倉駅北口「小倉の古本屋」古書城田(旧ブログです) JR小倉駅北口(新幹線口)の古本屋、古書城田です。北九州市内をはじめ福岡県内&近県、本の出張買取、本の遺品整理を行なっています。大量歓迎です。査定無料、出張費無料です。どうぞご相談くださいませ。 日本伝説大系 第8巻 北近畿 (滋賀・京都・兵庫) (昭和63年) ★画像7枚 ご参照くださいませ 福田晃:編 黄地百合子、酒向伸行、田中久夫:著 みずうみ書房 長崎歌人伝 ここは肥前の長崎か (平成9年) ★画像7枚 ご参照くださいませ 堀田武弘 光源寺文庫 あすなろ叢書 あすなろ社 新訂 字統 (2004年 第1刷) ★画…
文字霊日記・3238日目 雲(雨+云)=くも=蜘蛛=蜘(虫+知)=蛛(虫+朱) =曀(日+壹)=覆い隠す=くもる =曇(日+雲)=くもる・曇天(どんてん) 「く」+「ま・み・む・め・も」 くま=くみ・くむ・くめ・くも 組 汲・酌 久米・求女・句目・九女 くま=熊・球磨・久万・久萬・九魔 隈・隅・・・大隈・大熊・逢隈 阿・粂 厔・嵎・澳・隩 阿 「日食」でなければ「阿蘇山噴火・噴煙」での暗闇・・・ 「あそ」=アイヌ語で「火を噴く山」の意・・・ 阿蘇五岳(あそごがく) 根子岳、高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳 ↓↑ 出雲=いづも=いつも=何時も・伊豆母 噴煙⇔噴火=火山 阿蘇山の噴火 ↓↑ 日本に11…
「女王さま、たいへんです!」 「どうしたというの?」 森の中で野ネズミが、大きなブナの木のところにやってきて訴えます。 「笹に花が咲いています!」 「そうかい、そうかい。珍しいね。そのうち、君たちにはありがたい実が落ちてくるよ」 昨日、黒竹の花を見たとき、そんなささやきが聞こえる気がしました。 巷では、その開花周期は60年とも120年ともいわれる竹の花ですから、一生に一度見られるかどうかです。人間の一生より長いのですから、実際に観察した人がいないというのが本当のところではないでしょうか。 笹も竹もイネ科植物ですから、イネに似て栄養があります。食糧難に咲けば有り難い食料になったそうです。 記録に…
●歌は、「をみなへし咲きたる野辺を行き廻り君を思ひ出た廻り来ぬ」である。 愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(10)万葉歌碑(大伴池主) ●歌碑は、愛媛県西予市 三滝公園万葉の道(10)にある。 ●歌をみていこう。 ◆乎美奈敝之 左伎多流野邊乎 由伎米具利 吉美乎念出 多母登保里伎奴 (大伴池主 巻十七 三九四四) ≪書き下し≫をみなへし咲きたる野辺(のへ)を行き廻(めぐ)り君を思ひ出(で)た廻(もとほ)り来(き)ぬ (訳)女郎花の咲き乱れている野辺、その野辺を行きめぐっているうちに、あなたを思い出して廻り道をして来てしまいました。(伊藤 博 著 「万葉集 四」 角川ソフィア文庫より) 「をみなへ…
秋というと風。〔枕草子〕の第一段の、秋の部分でも、 秋は夕暮れ。(略)陽(ひ)、入り果てて、風の音、虫の音など、いと哀れなり。 風の漢字一字を見直したのだが、 どうも基本がおろそかになっていて、(-_-;) 漢字一字を学ぶ「風」 追記追記・・・である。〔字通〕に偏っていたのだが、〔字統〕が、白川文字学の出発点にあたるもので、字源の解明の研究であること、〔字訓〕は、漢字に国語としての働きを与える方法であった「訓読み」=国語としての訓義的理解の研究(〔記〕〔紀〕〔万葉〕の用字法) であること。その二書の基礎の上に、 〔字通〕があることを思い出さねばいけないのであった・・ 葛飾北斎 冨嶽三十六景 駿…
文字霊日記・3212日目 ・・・発音も文字も・・・同じように聴こえてたり、見えたり・・・ そして、意味も意義も・・・「主義」・・・ナニこれ・・・? 「主(おも・シュ)=亠+十+一」なる 「義(よい・ギ) =⺷(羊)+我・ 䒑+土 䒑+𠀆(⺘) ㄚ+三 丷+王 丷+一+二+丨」 ワレに乗るヒツジ ワレのウエにあるヒツジ 和例の 卯(ウ=烏・胡・鵜・宇・雨) 回(エ=依・慧・娃) に(似・尼・弐・荷・煮・爾) アル(有る・或る・在る・亜留) 日辻(ヒツジ=未・穭・比通字)…
先日、久しぶりに下堅田地区を散策しました。その際に、過去2回に亙って掲載した石塔類とは異なる庚申塔・石幢をたくさん見つけましたので、3回に分けて紹介にします。また、上堅田地区でも数か所で庚申塔群を見つけましたが、これはまたいつか上堅田のシリーズで書いていこうと思います。今回の散策を通して、まことほんとに、堅田の里(上堅田・下堅田・青山)は庚申塔・石幢の密集地帯であると感じました。わたしの大好きな堅田の里を、石塔類・堅田踊りを中心にこうして記事にすることができてとても嬉しく思うております。
扱簡単そうに思える漢字だが、なかなか難しい。 まず、訓読み。 ・「こきおろす」→「扱き下ろす」: ①悪いところを取り上げて、ひどく悪く言う。 ②しごき落とす。 ・「しごく」→「扱く」: ①厳しく鍛える。また、暴力をふるって痛めつける。 ②長いものなどを片方の手で持ち、もう一方の手ではさんで強く引く。 両方とも、①の使い方はよくわかるが、②がよくわからない。調べてみると、「扱き下ろす」は、「煙筒からは風に―・された煙の中にまじって火花が飛び散っていた」〈有島・カインの末裔〉、のように使うらしい。また、「扱(こ)く」は、「稲・籾(もみ)をこく」というふうに使い、殻をこすり落とすような動作を表してい…
136.上不天,則下不偏①覆;心不地,則物不畢載。大(tài)山②不立好惡,故能成其高;江海不擇小助,故能成其富。故大人③寄形④於天地,而萬物備;措心於山海,而國家富。(卷四十 韓子) 【注釈】①偏:「徧」的誤字。徧,指普遍。②大山:泰山。大,「太」的古字,通「泰」。③大人:猶言王者。④寄形:猶言託身。指以天地般廣大的胸懷來治理。 【白話】君主不效法蒼天,就不能保護所有的人民;君主心胸如果不像大地那樣寬廣,就不能承載所有萬物。泰山對土石沒有好惡之心,所以能夠形成它的高大;江海對細流不加選擇,所以能夠形成它的壯闊。所以君主寄託形體於天地,似天之遍覆,地之遍載,因此萬物豐饒;心之運用如大山不讓微塵…
1. 菊ヶ島や天神島という島が浮かび、「日本最古の庭池」とされている、京都の大覚寺にある池を一般に「何池」というでしょう?(9%) 答え 大沢池2. 北ヨーロッパ先住民のサーミ人が多く暮らす、スカンジナビア半島北部からコラ半島に至る地域を「何ランド」と呼ぶでしょう?(25%) 答え ラップランド3. 現在、文部科学省が「学年別漢字配当表」で定めている教育漢字は全部でいくつあるでしょう?(11%) 答え 1026字4. その暗殺された姿がジャック・ルイ・ダヴィッドの絵画に描かれていることでも知られる、フランス革命期に新聞『人民の友』を発行して政府を攻撃し、山岳派に加わり恐怖政治を推進した革命指導…
宮城谷さんは中国古代を題材とした小説を次々と発表されてきましたが、満を持して三国志に取り掛かり、この本を出版した2014年にはほぼその最終まで行き着いたところでした。 宮城谷さんもやはり三国志演義を最初に読み、中国の歴史に興味を持つようになったということです。 しかしその内容には疑問を持つようになり、徐々に本当の歴史書、すなわち正史と呼ばれる三国志や漢書といったものに移って行き、その違いというものを深く考えるようになりました。 そのため、宮城谷さんの書く三国志はこれまでの三国志演義やそれをもとに書かれた小説などとは大きく違うものになりました。 歴史的に見ればやはり曹操がその時代の主役となるべき…