ここは時雨城、早朝の雪景色。時雨、命がけの除雪作業より帰還。 時雨:「はぁ……はぁ……。ふぅ、これでよし。街(世間)のために身を捧げる、これもまた武士の務めよ。我ながら、実に見事な働きであった。」 Death様(正室):「時雨、都の『あおぞら銀行』に下された裁きを見たか?」 時雨:「あおぞら? どこの大名家かと思えば、銀行の話か。それがし、金勘定は疎くてな。」 Death様:「馬鹿を言え。内部通報をなした行員が、『八畳間の小部屋に三カ年あまり、独り勤務』を強いられたという……。いわば、奇妙な『お預け』の状態に置かれた件だ。」 時雨:「八畳……。それはまた狭苦しい蟄居(ちっきょ)じゃな。三カ年も…