学級崩壊は「からだ」の悲鳴?『おかしいぞ子どものからだ』から読み解く現代の危機 ■ はじめに 最近の教育現場では、子どもたちの落ち着きのなさや、集中力の低下、急な体調不良などがよく話題に上ります。私たちはつい、これらの課題を「心の問題」や「環境の変化」として片付けてしまいがちですが、実はもっと根本的なところに原因が潜んでいるのかもしれません。 今回は、学生さんたちと一緒に講読した正木健雄さんの著書『おかしいぞ子どものからだ』(1995年刊行)をもとに、現代の子どもたち(そして大人たち)が抱える「からだの危機」について深く考えてみたいと思います。古い本ではありますが、ここには今の教育現場に通じる…