1950年代、アメリカの対外戦略を主導していたシンクタンクはSSP(Special Studies Project)でした。 SSPはロックフェラー財団の支援を受け、アメリカ外交の伝説的人物であるヘンリー・キッシンジャーによって設立されたシンクタンクです。 当時のSSPは、「ソ連を標的とした戦略の立案」を目的としていました。 しかし、キッシンジャーの死去及びソ連の崩壊により、SSPは設立目的を失いました。 そして2021年、SSPの後継としてSCSP(Special Competitive Studies Project)が設立されました。 グーグルの元CEOなどが支援し、米国の共和党・民主党…