昨年刊行された南陀楼綾繁『古本マニア採集帖』(皓星社)の関連イベントとして、京都の古書善行堂で一箱古本市が開催されて、私も参加した。送料を惜しんでエッチラオッチラとリュックで運んだので、出品点数は少ないものだった。それでも2回追加したので、ある程度の量にはなった。割と好評だったようで、売れ残った本が少なく回収は楽であった。 文庫は100円、その他は最高でも4000円(『ソムニウム』全4冊揃い)と相場よりかなり安くしたので、喜んでいただけたと思う。あまり調べずに出してしまってから「売れないでくれ」と思っていた赤本漫画の花野みゆき『古城の鬼』(荒木書房、昭和22年8月)のような本も売れてしまった。…