気にかかることがない、心が落ちついている状態のこと。
もともとは仏教の言葉で、仏法によって心に迷いが無くなった境地のことを指す。かつては「あんじん」と読んでいたが、江戸時代ごろから「あんしん」に読みが変わったと言われている。
「安全」は客観的だが、「安心」は主観的である。そのため、「安全だけど安心できない」「安全ではないけど安心してしまう」という状況が成立し得る。
日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点
安全。でも、安心できない…―信頼をめぐる心理学 (ちくま新書)