前回は、茨城県の大杉神社のある地名から、古代徳島にいた阿波忌部氏との関係について考察してきました。 kumashine369.hatenablog.com では阿波忌部氏は、どういったルートで関東へ来たのでしょうか。 そこで出雲口伝を参考に簡単に説明しますと、 オオタラシ彦大王(景行天皇)の代の時、大王は東国遠征をはかり、出雲族と協力して三河国にいる豊国(福岡県東部と大分県)出身者を追い払い、そのまま関東平野を出雲族で統治した。 とあります。 (ちなみにこの話は記紀ではヤマトタケル東征の話に書き換えられています) (追い払われた豊国出身者は、上毛野国と下毛野国(群馬県と栃木県)に住みます) 下…